中村錦之助・映画祭り
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「錦之助映画ファンの会」のご案内

活動目的
 
われわれは、中村錦之助(萬屋錦之介)の
映画を自ら鑑賞するだけでなく、
映画館、映像ホール等での上映機会を増やし、
できるだけ多くの錦之助の映画を、
できるだけ多くの人に鑑賞してもらえるよう、
協力し合う。

● 「錦之助映画ファンの会」に入会希望される方は、事務局まで、メール、ファックスまたはハガキにて、お名前と住所をご連絡の上、年会費2,000円を当会口座にお振込みください。入金確認後、受領証をお送りします。ご不明な点はメールまたはお電話でお問い合せください。

「錦之助映画ファンの会」事務局
168-0063 東京都杉並区和泉2-42-16 エコール・セザム内
e-mail : sesame@dream.ocn.ne.jp
tel. 03-3324-0511 fax. 03-6379-3615
※2012年4月11日より上記連絡先に変わりました。

当会口座
ゆうちょ銀行
記号 10180  番号 66990091
名義 錦之助映画ファンの会



●会員へは、会報(年二回春・秋の発行)、催し物のご案内などをお送りします。


中村錦之助・萬屋錦之介ファン各位

待ちに待った「錦之助映画祭り」を池袋の新文芸坐で三年ぶりに催すことになりました。大きな映画館のスクリーンで錦ちゃんの映画ばかりを20本も上映し、毎日ゲストをお呼びしてお話を伺うといったイヴェントは、もしかしてこれが最後になるかもしれません。そこで、上映会のタイトルは、「錦之助よ、永遠なれ!」

われらが愛する中村錦之助は、日本一の映画スター、綺羅星の中でも燦然と輝く大スターでした。こんな映画俳優はもう二度と現れないでしょう。錦ちゃんが何万フィートものフィルムに遺してくれたあの素晴らしい姿を、再び新文芸坐のスクリーンいっぱいに映し出し、みなさんとともに鑑賞しいたいと思います。

私が一年かけて書いた「初代 中村錦之助伝 上巻〜生い立ちから『笛吹童子』まで〜」(エコール・セザム刊)もこの上映会に合わせ、11月半ばに発行予定です。目下、最後の仕上げにかかっています。

なにとぞ、「錦之助よ、永遠なれ!」の上映会へお越しいただき、ご支援くださるよう、よろしくお願いいたします。

平成25年10月10日

錦之助映画祭りまでの道のり

★錦之助映画ファンの会主催
「錦之助映画祭り」開催までの道のり

平成20年3月
 
「錦之助映画鑑賞会」「錦友会」の会員十数人が、一年後の萬屋錦之介十三回忌に向け、「錦之助映画祭り」の開催を決議。企画を東京池袋の映画館・新文芸坐に持ちかけ、協賛を得る。

平成20年8月 
ニュープリント制作に関し東映本社と交渉開始。


平成20年9月 
京都・祇園会館と京都シネマにて「錦之助映画祭り」の開催を決定。京都文化博物館の協賛も得る。

平成20年9月 
「錦之助映画鑑賞会」が母体となって新たに「錦之助映画ファンの会」を発足。代表に藤井秀男、副代表に高橋かおる就任。会員募集とニュープリント制作資金の募金運動を始める。

平成20年11月 
会報第1号「青春二十一」を発行。東京の名画座、京都映画祭などで配布。寄付金が100万円を越える。

平成21年1月 
東映ビデオ鰍ェ錦之助映画のDVD化にあたりニュープリント制作に協力。当会が東映に発注したニュープリント作品5本のうち、4本は東映ビデオが請け負うことに。『お役者文七捕物暦・蜘蛛の巣屋敷』『独眼竜政宗』『源氏九郎颯爽記・白狐二刀流』『浅間の暴れん坊』『隠密七生記』のうち、『隠密七生記』のみ当会がニュープリント制作費を出すことになる。「錦之助映画祭り」のホームページ作成。

平成21年2月 
東映本社の許諾を得て、東京国立近代美術館フィルムセンターが所蔵フィルム5本を当会へ貸与することを認可。3月の新文芸坐での「錦之助映画祭り」で次の5作品が上映可能になる。『親鸞』『水戸黄門』『任侠東海道』『若き日の次郎長・東海の顔役』『清水港の名物男・遠州森の石松』。

平成21年3月6日 
萬屋錦之介・中村錦之助へのオマージュ「一心錦之助」発行。編集:藤井秀男、高橋かおる、円尾敏郎。発行:エコール・セザム。

平成21年3月8日〜21日 
東京の新文芸坐で2週間「錦之助映画祭り」を開催。初日にNHKが取材、首都圏ニュースで報道。計32本の錦之助映画を上映し、連日盛況。ゲスト=二代目中村錦之助、高千穂ひづる、北沢典子、入江若葉。

平成21年4月11日 
京都・祇園会館で「錦之助映画祭り」のオープニング。約300名が詰めかける。上映作品3本。ゲスト=有馬稲子、中島貞夫。

平成21年6月6日〜12日 
京都シネマで1週間「錦之助映画祭り」開催。上映作品7本。ゲスト=千原しのぶ、雪代敬子、円山榮子、中島貞夫、井川徳道、桂長四郎、高岡正昭。

平成21年7月 
京都文化博物館・映像ホールにて協賛企画「錦之助映画特集」を開催。

平成21年8月 
11月中旬の新文芸坐での「錦之助映画祭り」フィナーレに向け、始動。ニュープリント5本、『ゆうれい船(前・後篇)』『任侠清水港』『一心太助・男の中の男一匹』『江戸っ子奉行・天下を斬る男』を東映に発注。東映ビデオ(株)が錦之助映画祭りに協賛し、さらに5本DVDを発売(11月21日)するため、今秋制作するニュープリントは合計10本に。東映ビデオによるニュープリントは、『清水港の名物男・遠州森の石松』『若き日の次郎長・東海の顔役』『美男城』『花と龍』『丹下左膳・飛燕居合斬り』。

平成21年9月 
11月の錦之助映画祭りでフィルムセンター所蔵作品を上映するため、東映とフィルムセンターに交渉、承諾を得る。『海の若人』『赤穂浪士 天の巻・地の巻』『勢ぞろい喧嘩若衆』『あばれ振袖』『源氏九郎颯爽記・濡れ髪二刀流』『続親鸞』『若き日の次郎長・東海道のつむじ風』の7作品申請。『勢ぞろい喧嘩若衆』『あばれ振袖』は16ミリフィルム。

平成21年11月
8日〜15日の15日間、 東京・池袋の新文芸坐にて「錦之助映画祭り(2009年フィナーレ)」を開催。上映作品計28本。ゲスト=沢島忠、丘さとみ、円山榮子、北沢典子、宮園純子、渡辺美佐子、有馬稲子。連日多くの観客が詰めかけ、盛況のうちに終了。



錦之助映画祭り2010のご案内(平成22年10月)

錦之助(錦之介)ファンの皆さま

「錦之助映画祭り2010」のチラシが完成しましたので、早速3部お送りします。「錦之助映画祭り」、皆さまといっしょに盛り上げ、今年のフィナーレを飾りたいと思っておりますので、お誘いあわせのうえ、ご参加、お願いいたします。 また、錦之助映画ファンの会の第2期収支報告書を同封します。ご査証ください。それから、今後の活動へ向けて、寄付金の方もよろしくお願いたします。 では、新文芸坐でお待ちしております。 連日の超満員を祈って…

<今後かかる経費> ★印は年会費より
10月のT・ジョイ京都「吐夢・月形上映会」のチラシ発送費★・・・1万円
同上映会でのトーク・ゲストへのお礼(補足分)・・・約8万円
11月の「錦之助映画祭り2010」に向けて チラシ発送★・・・1万円
ニュープリント代 「忠臣蔵」と「殿さま弥次喜多 怪談道中」の2本・・・約64万円
トーク・ゲストへのお礼(補足分)・・・約8万円
「錦之助映画ファンの会」の2周年記念小冊子の制作・・・約12万円(そのうち6万円は★年会費より)

現在残っている資金は11月中にほとんどなくなると思います。また、皆様からの寄付金をお待ちしております。(なお、年会費は来年4月にご請求します。)

振込口座 ゆうちょ銀行  
記号10180 番号66990091
錦之助映画ファンの会

この2年の間に、ネガのある作品は、フィルムセンター所蔵作品以外、24本ほどニュープリントが出来ました(錦之助映画ファンの会で9本制作、東映ビデオで13本制作、他に2本)。 来年は、大半の会員から強い要望のある『紅顔無双流 剣は知っていた』のニュープリント制作を何とか実現しようと思っています。錦之助映画ファンの会を設立した時、この作品はニュープリント制作の第一候補に上っていたのですが、のちに東映所蔵のネガが修復不能になっていることが分かり、ニュープリントが作れなくなったという経緯があります。原版(マスター・ポジ)からネガを作り、さらにポジフィルムを作ると、約120万円の費用がかかると東映から言われています。高額ですが、『紅顔無双流』だったら大口の寄付をしたいという方がすでに何人かいます。『紅顔無双流』のニュープリント制作に賛同され、一口2万円以上の寄付をなさってもいいという方は、ご一報ください。

平成22年10月20日


錦之助映画ファンの会・会員各位(平成22年5月)

錦之助映画ファンの会・会員各位

皆様、相変わらず錦ちゃんファンを続けておられることと思います。錦之助映画ファンの会の活動も、ひとえに私の個人的理由(疲れ、新刊書の販売、会社の経理、他の上映会の企画など)から、昨年12月以来ずっと休眠状態でした。が、熱烈な錦ちゃんファンの一人として、また代表を任されている者として、私もそう寄り道ばかりしておられません。三人ほどの親切な会員(大口の寄付をしてくださったご年配の女性)からは「応援するからまた錦ちゃん一筋にがんばってよ」と暖かい励まし(ご批判?)もいただきました。「継続は力なり」、そろそろまた奮起して、たゆまず、地道に、錦之助普及活動に尽力していきたいと思っています。

それで手始めに(活動のあかしに)、5月29日と30日にファンの会のための上映会とパーティを催しました。これはあくまでも内輪の集りで、錦ちゃんの映画を観てみんなで喜びを分かち合うことはもちろんですが、と同時にファンの会の結束を固め、今後の活動へ向け、会の方針を再確認する目的もあります。昨年来、新たな会員も増えましたので、親睦もはかりたいと思っています。泊りがけで参加される方も多く、皆様大変でしょうが、ぜひお楽しみください。
ところで、この機に第二期(2009年9月〜)のファンの会の収支中間報告書も作成しましたので、同封しておきます。ご覧になるとわかるように、現在、資金がまだ70万円ほど残っています。このお金で、今年またニュープリントを3本制作する予定です。東映にはすでに、「水戸黄門」(1957年、佐々木康監督作品)、「忠臣蔵」、「殿さま弥次喜多・怪談道中」のネガの確認と見積りを依頼してあります。「水戸黄門」は、今年九月に池袋の新文芸坐で催される「月形龍之介没後40年回顧上映会」までに作りたい。あとの2本は、「錦之助映画祭り2010」(新文芸坐で11月下旬に開催予定)に間に合わせたいと思っています。関西在住の皆さんのために、今年10月中旬、京都シネマで一週間「内田吐夢&月形龍之介回顧上映会」を催す予定です。錦ちゃんの映画も5,6本は入れますので、乞うご期待!

ファンの会の小冊子(会報にかわるもの)もずっと制作しようと思っているのですが、目下私は「内田吐夢」の本を必死で制作中しております。これが済んでから取り掛かりますので、どうかお待ちください。 では、これからもご協力のほど、よろしくお願いいたします。

平成22年5月末吉日 

 

錦之助ファンの皆様へ(平成21年2月)

先年は、募金協力ありがとうございました。お蔭さまで「錦之助映画祭り」も開催までこぎつけることができました。新文芸坐のチラシも完成しましたので、早速お送りします。5部同封しますが、1部は携帯用、1部は保存用、あと残りの3部はお知り合いに差し上げてください。観客を一人でも多く増やしたいと思っていますので、ご協力お願いします。もっとたくさんの方に配っていただけるようでしたら、ご連絡ください。また、数部(数十部)お送りします。
それから、些少ですが、5,000円以上寄付してくださった方には、招待券を同封しますので、お使いください。券に満員の時には入場できないようなことが書いてありますが、その時はまたそれで、錦ちゃんファンとして「嬉しい悲鳴」でしょう。招待券は、ご自分でお使いになっても結構ですが、誰かお招きしたい方に差し上げてくださるとお客さんが一人増えるので有難く思います。(恋人でも誘っていただくと良いかと思いますが、今この手紙をお読みになっている方にそういう方はいらっしゃらないと思います。ご家族の方とどうぞ!)
ところで、寄付金によるニュープリント制作の件につきましては、1月に思わぬ嬉しい展開になりまして、その経緯をご説明しなければなりませんが、これについては私のブログ「錦之助ざんまい」に書いた記事のコピーを同封しますので、こちらをお読みください。
では、新文芸坐でお待ちしております。時代劇の至宝・萬屋錦之介十三回忌「錦之助映画祭り」、皆さんといっしょに盛り上げましょう。
連日の超満員を祈って…

平成21年2月10日

同封書面(「錦之助ざんまい」平成21年2月4日)

「錦之助映画ファンの会」に集まった寄付金で、昨年12月東映にニュープリント5本を発注したことはすでにお話しした。『お役者文七捕物暦・蜘蛛の巣屋敷』『独眼竜政宗』『浅間の暴れん坊』『源氏九郎颯爽記・白狐二刀流』『隠密七生記』である。が、1月の後半になって急に思わぬ展開になった。といってもイヤな事態が発生したのではなく、むしろ歓迎すべき方向に風向きが変わってきたのだ。なんと、東映ビデオが『隠密七生記』以外の4本をDVD化するため、35ミリフィルムのニュープリントを作るという話が持ち上がったのだ。
この話を東映営業部のSさんから聞いたとき、私は一瞬耳を疑った。えっ、どうして?という感じである。『浪花の恋の物語』もニュープリントを作るというのだ。『浪花の恋』は、京都・祇園会館のオープニングで有馬稲子さんをゲストに招くため、どうしようかと考えているところだった。東映に貸し出し用のフィルムがないことは分かっていたので、フィルムセンターが所有している『浪花の恋』のフィルムを借りる手続きをしようとまで考えていた。年が変わり「錦之助映画祭り」の開催年になって、この風の吹き回し、一体どうなっちゃっているんだろうと思う。
これでも私は人に言えないいろいろな努力をしてきたつもりである。お会いした人の数も数え切れないほどで、募金活動によってお金も集まり、東映からニュープリント5本の見積り書ももらい、発注して、さあいよいよ錦之助映画5作品がファンの力によって再び日の目を見ると思っていた矢先だった。だから、ちょっと拍子抜けしてしまった。
東映営業部のSさんから話を聞いた一週間後、私はどうしても信じられなくて、今度は営業部のチーフのKさんに電話を入れた。再確認するためだった。やはり、4作品は東映ビデオが3月初めまでにニュープリントを作ることに間違いないという話だった。4本分のお金はこちらが出さなくてもよくなったわけだ。これは喜ぶべきことで、集めたお金で別の作品を4本ニュープリントにすればよいことになった。副代表で側近のTさんにこの話をすると、気の早い彼女は、あれとあれとあれをやろうなんて、もう候補作を挙げている。私の努力が水の泡になった(ではなく報いられたというべきか)ことなど、気にもかけてくれない。

東映と交渉を始めたのは、昨年の7月末からだった。それ以前にも関係者にいろいろな根回しを行った。東映にニュープリント候補作約10本のネガの有無を調べてもらい、おおよその制作費を聞いて、段取りを立てた。5本なら何とかなる。頑張れば100万円くらいは寄付金を集められるだろう。それから募金活動を始めた。
東映にネガのチェックをしてもらった時に、がっかりすることもあった。絶対ニュープリントを作ろうと思っていた2作品、『一心太助・江戸の名物男』と『風と女と旅鴉』はネガがなく(可燃性だったので捨ててしまったらしい)、マスターポジ(いわゆる原版の保存用ポジフィルムで映画館には貸し出さない)しか残っていなかったのだ。その場合ニュープリントを作るには、マスターポジからネガを作り、さらにポジを作る作業をしなければならず、1本100万円以上費用がかかるというのだ。これでは、寄付金では作れない。それで泣く泣く見合わせることになってしまった。
それと、もう一つ。最初、ニュープリント予定作品には『剣は知っていた・紅顔無双流』が入っていた。錦之助の美剣士ものの中でもこれはファンの間で最も人気の高い映画である。『剣は知っていた』はネガがあるというので、仲間はみんな大喜びで、スクリーンで錦ちゃんの眉殿喬之介に会える日を、ことのほか楽しみにしていた。それが、しばらくたってネガの状態を調べてみると、フィルムがあちこち貼り付いてしまい、とてもポジに焼き直せない状態にあることが判明。糠喜びになってしまったのだ。そこで、『隠密七生記』に差し替えたわけである。この映画は、東千代之介が主演で、錦之助は準主演である。私は、「東千代之介を愛する会」の人たちとも仲が良く、前々から、たっての希望があって、この作品もニュープリントにしなければならないと思っていた。錦ちゃんファンの何人かにも意見を聞いたところ、この映画の錦ちゃんも最高にいいからそれでも構わないということになった。

これまでの経緯を長々と書いたが、そういうわけで、「錦之助映画ファンの会」に集まった寄付金で今回(3月の新文芸坐でのパート1)ニュープリントにするのは、あいにく『隠密七生記』1本になってしまった。余った寄付金は、「錦之助映画祭り」パート2、パート3で上映するニュープリントの制作に当てるつもりなので、寄付に協力いただいた方々は何卒ご理解いただきたい。
錦之助映画の中には、ニュープリントを作らなければ映画館のスクリーンで観られない作品がまだまだたくさんある。『ゆうれい船』前・後篇、『美男城』『恋風道中』『花と龍』(前篇)『隼人族の叛乱』『任侠清水港』『江戸っ子奉行・天下を斬る男』……。ちょっとマニアックな作品には、『青雲の鬼』『源義経』『紅顔の若武者・織田信長』『あばれ纏千両肌』『晴姿一番纏』『里見八犬伝』(五部作)等々。



会員各位ならびに錦之助ファンの皆様(平成20年12月)
「錦之助映画祭り」の経過報告をします。

まずは、残念なお知らせから。先日東映営業部から連絡があり、『紅顔無双流 剣は知っていた』は、ネガ・フィルムのあちこちが貼り付いてしまって、ポジに焼き直せないとの話。これを聞いて唖然とすると同時に、ハラワタが煮えくり返る思いでした。保存状態が悪かったことが原因であることは明らかで、これまで東映が製作してきた映画が文化遺産だという認識が欠けている体たらく!錦之助の眉殿喬之介がスクリーンで観られないと思うと、本当にがっかりで、皆さんも同じでしょうね。

あとの4本のネガは大丈夫だそうですが、1本は差し替えることになりました。日頃の皆さんの要望を思い合わせ、『弥太郎笠』(フィルムセンターで借りられそうもないので)、『美男城』、『隠密七生記』、『一心太助 男の中の男一匹』の4本のネガをチェックするように依頼しておきました。この4作品はぜひ来年中にはニュープリントにしたいと思っていますが、このうちの1本を3月までにニュープリントにします。

池袋の新文芸坐とは、プログラムの打ち合わせを終えました。マルハン(親会社でパチンコ屋さんです)の社長にオーケーをもらった後すぐに東映にフィルムの確認をします。新文芸坐のチラシは一月半ばまでには作る予定です。出来上がりましたら、皆さんに郵送します。まだ、トーク・ゲストが決まっていないので、上映作品と日時は確定していません。

募金は、皆さんのご協力によって、総額170万円になりました。まだ東映からニュープリント制作費の見積りをもらっていませんが、3月上映分のニュープリント5本は作れて、資金は余ると思います。余った分は次のニュープリント制作に当てます。
京都での上映プログラムはまだ決めていませんが、祇園会館では4本、京都シネマでは多分2週間で10本くらいになると思います。
ところで、私が5月からずっと編集制作していた高千穂さんの本がやっと完成しました。この2ヶ月は、本の制作にかかりっきりでした。第三章に錦ちゃんのことがたくさん出てきます。写真もたくさん載せましたのでお楽しみに。できましたら、最寄りの書店で予約注文してくださるとありがたいのですが、よろしくお願いします。チラシを同封しておきます。

平成20年12月2日
ニュープリント制作のための募金にご協力を!(平成20年10月)
錦之助映画は、東映に貸し出し用の35ミリ・ポジフィルムがないために映画館で上映できない作品が多数あります。特に昭和二十九年〜三十四年の東映時代劇全盛期の娯楽作品の多くが観られません。そこでこの時期の作品からニュープリントを作っていくことに決めました。現在東映本社と交渉中です。すでに十一本の候補作のネガの有無と状態を調べてもらいました。制作費は、フィルムの長さや白黒とカラーによっても違いますが、一本二十万円から三十万円かかるそうです。
今回は次の五作品のニュープリントの制作から始めます。

『お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷』
(昭和三十四年、沢島忠監督)
『独眼竜政宗』
(昭和三十四年、河野寿一監督)
『源氏九郎颯爽記 白狐二刀流』
(昭和三十三年、加藤泰監督)
『剣は知っていた 紅顔無双流』
(昭和三十三年、内出好吉監督)
『浅間の暴れん坊』
(昭和三十三年、河野寿一監督)
上記の五作品は、来年三月、新文芸坐で上映する予定です。

次回のニュープリント候補作品には、『ゆうれい船 前後篇』『美男城』『殿さま弥次喜多 怪談道中』『一心太助 男の中の男一匹』『隠密七生記』などが上がっています。なお、『江戸の名物男 一心太助』と『風と女と旅鴉』は、マスターポジしかなく、ニュープリントを作るには多額の費用がかかるため、残念ながら今回は見合わせることにしました。

現在「錦之助映画ファンの会」が中心となって、九月半ばより第一期募金活動を行っています。当会に入会なさらずに募金にだけご協力くださっても大歓迎です。制作したニュープリントは東映が所有保管することになりますが、来年の「錦之助映画祭り」で上映した後も、随時各地の映画館で上映することが可能になります。その点をご理解の上、ニュープリント制作募金にぜひともご協力お願いいたします。

寄付金は、二千円から。千円ずつ上乗せしていくらでも結構です。なお、五千円以上寄付された方には僅少ですが、何らかの特典を考えております。
第一期募金は今年十二月末でいったん締め切ります。来年三月半ばから第二期募金活動を再開する予定です。

募金に協力してくださる方は、必ず「錦之助映画ファンの会」事務局まで、お名前、ご住所、寄付金額を、メール、ファックスまたはハガキで通知していただいた上で、ゆうちょ銀行(郵便局)の当会口座へお振り込みください。郵便局のATMでゆうちょカード(またはカード登録している通帳)を使って送金される場合は、手数料が無料です。郵便局窓口で通帳から送金される場合、または現金で送金される場合は、手数料がかかります。

*入金を確認後、こちらから受領証を返送いたします。
*募金活動で集めたお金は、ニュープリント制作費のみに遣わせていただきます。
*「錦之助映画ファンの会」事務局の住所、メールアドレス、ファックス番号および当会の口座は、このページ上に記載されています。