中村錦之助・映画祭り
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殿さま弥次喜多
錦之助写真・笛吹童子
1960 /東映/カラー・シネスコ 79分
[監]沢島忠[脚]鷹沢和善、田村弘教[撮]坪井誠[美]井川徳道[音]鈴木静一[共]美空ひばり、中村賀津雄、丘さとみ、雪代敬子、千秋実、田中春男、大河内傳次郎
次代将軍をめぐるスクープ大合戦。唄う女事件記者、キュートな焼き芋屋娘、男伊達等が交錯する中、瓦版屋臨時店員の尾州紀州の殿様二人が起こす大騒動。国際喜劇映画祭受賞作。シリーズ完結篇。
股旅 三人やくざ
錦之助写真・笛吹童子
1965 /東映/カラー・シネスコ 120分
[監]沢島忠 [脚]野上龍雄、笠原和夫、中島貞夫[撮]古谷伸[美]井川徳道[音]佐藤勝[共]仲代達矢、桜町弘子、松方弘樹、志村喬、藤純子、入江若葉、加藤武、江原真二郎
錦之助、仲代、松方主演の三話からなるオムニバス映画。春の章で、腕はからきし立たないが気のいい旅人やくざを錦之助がコミカルに演じる。寂しい秋や寒い冬をすぎて吹く春風に心まで暖められるような一篇。
浅間の暴れん坊
錦之助写真・笛吹童子
1958 /東映/カラー・シネスコ 82分
[監]河野寿一[脚]村松道平 [撮]坪井誠[美]桂長四郎[音]高橋半[共]丘さとみ、大川恵子、長谷川裕見子、片岡栄二郎、夏川静江、薄田研二、山形勲
青年錦之助の明るさと輝きに哀愁を滲ませた股旅物。錦ちゃんのカッコ良さが満喫できる。故郷の母親に恋人を預け、足を洗って必ず帰って来るからと笑顔で誓い、去っていく姿が目に焼きつく。
瞼の母
錦之助写真・新撰組鬼隊長
1962 /東映/カラー・シネスコ 83分
[監・脚]加藤泰[原]長谷川伸 [撮]坪井誠[美]稲野實[音]木下忠司[共]木暮実千代、松方弘樹、中原ひとみ、大川恵子、夏川静江、沢村貞子、山形勲
長谷川伸の股旅物の傑作。母なる三人の女から実母への流れ。小悪党のリアルな描写、落語「富久」「明烏」の世界で江戸情緒を表す丹念な画作り。母への一途な思いを錦之助が哀愁を込めて演じる。
暴れん坊兄弟
錦之助写真・紅孔雀
1960 /東映/カラー・シネスコ 86分
[監]沢島忠[原]山本周五郎 [脚]鷹沢和善[撮]吉田貞次[美]井川徳道[音]鈴木静一[共]東千代之介、中村賀津雄、大川恵子、丘さとみ、田中春男、山形勲、進藤英太郎
おおらかな性格の兄と、粗忽者の弟の二人が、藩の汚職を追及し不正を懲らす物語。昼行灯といわれる兄の本質を理解する、聡明で情ある藩主を錦之助が演じる。原作者山本周五郎が褒めた沢島忠の名作。
独眼竜政宗
錦之助写真・紅孔雀
1959/東映/カラー・シネスコ 88分
[監]河野寿一[脚] 高岩肇[撮]坪井誠[美]鈴木孝俊[音]鈴木静一[共]佐久間良子、大川恵子、岡田英次、浪花千栄子、大河内傳次郎、月形龍之介
群雄割拠の戦国時代。青年伊達政宗が陸奥の覇者として成長していく姿を描く。刺客のために片眼を失った政宗は、山間の炭焼き老人のもとに身を寄せるうち、両眼で見えなかったものが見えてくる。
   
血斗水滸傳 怒涛の対決
錦之助写真・紅孔雀
1959 /東映/カラー・シネスコ 114分
[監]佐々木康 [原] 峰岸義一[脚]高岩肇[撮]三木滋人[美]川島泰三[音]山田栄一[共]市川右太衛門、大川橋蔵、東千代之介、美空ひばり、片岡千恵蔵
時代劇俳優の多さで断然他社を圧した東映オールスター映画。各々見せ場が設けられているが、中でも、義理と情の板挟みに苦しみながらも男を通す錦之助の洲の崎の政吉の抑えた演技が秀逸である。
殿さま弥次喜多 怪談道中
錦之助写真・紅孔雀
1958 /東映/カラー・シネスコ 85分
[監]沢島忠[脚]小川正[撮]坪井誠[美]井川徳道[音]鈴木静一[共]中村賀津雄、大川恵子、松風利栄子、雪代敬子、桜町弘子、杉狂児、渡辺篤
待望のシリーズ第一作。錦之助・賀津雄兄弟扮する尾州紀州の殿様が、自由を求め、町人弥次喜多と入れ替っての珍道中。幽霊騒動の陰にお家乗っ取りの陰謀あり。モダン感覚溢れる沢島時代劇。
   
反逆兒
錦之助写真・紅孔雀
1961 /東映/カラー・シネスコ 110分
[監・脚]伊藤大輔 [原]大佛次郎[撮]坪井誠[美]桂長四郎[音]伊福部昭[共]岩崎加根子、杉村春子、佐野周二、北沢典子、東千代之介、月形龍之介
戦国の弱小国徳川の嫡子信康が、武将として優れた資質をもつ故に抹殺される悲劇。錦之助が終生敬慕した監督伊藤大輔との出会いで、代表作の一本。信康が母の部屋で侍女を斬る場面は「ハムレット」。
沓掛時次郎 遊侠一匹
錦之助写真・紅孔雀
1966/東映/カラー・シネスコ 91分
[監]加藤泰[原]長谷川伸 [脚]鈴木尚之、掛札昌裕[撮]古谷伸[美]井川徳道[音]斉藤一郎[共]池内淳子、中村信二郎(=二代目錦之助)、三原葉子、渥美清、東千代之介
加藤泰による股旅映画の最高傑作にして恋愛映画でもある。錦之助が渡世で磨かれた男、時次郎に扮し、やくざの無惨と怒りを演じて絶品。相手役に池内を得た事も大きい。錦・千代最後の共演映画。
   
忠臣蔵 櫻花の巻 菊花の巻
錦之助写真・七つの誓い
1959 /東映/カラー・シネスコ 183分 
[監]松田定次 [脚]比佐芳武[撮]川崎新太郎[美]鈴木孝俊[音]深井史郎[共]片岡千恵蔵、東千代之介、大川橋蔵大友柳太朗、大川恵子、丘さとみ、桜町弘子、榎本健一、山村聰、大河内傳次郎、進藤英太郎、月形龍之介、美空ひばり、市川右太衛門
東映オールスター作品。前篇で錦之助はサブタイトルの櫻花そのものの、匂いたつ若桜のような浅野内匠頭を演じる。この主君の為ならと思わせる錦之助内匠頭。最大の見せ場は松の廊下。吉良上野介は、進藤英太郎。月形は、橋本平左衛門に扮し、この役に人間的深みを加える。後篇は、散り散りになった赤穂の浪士達が、辛苦の末に吉良邸へ討ち入り本懐を遂げるまでを描く。いつの世でも日本人の心をうつ数々の名場面。豪華絢爛東映スター総動員の、赤穂義士銘々伝。
徳川家康
錦之助写真・七つの誓い
1965 /東映/カラー・シネスコ 143分
[監・脚]伊藤大輔 [原] 山岡荘八[撮]吉田貞次[美]川島泰三[音]伊福部昭[共]北大路欣也、有馬稲子、田村高廣、山本圭、桜町弘子、三島雅夫、西村晃
時代劇映画の香気に満ちた、巨匠伊藤大輔監督作品。侍は何の為に刀を帯するか、家康が何故わが子を死なせても家を護ったかは本作に描かれる。錦之助は三度目の信長役。桶狭間の合戦場面は圧巻。
   
弥太郎笠
錦之助写真・七つの誓い
1960/東映/白黒・シネスコ 96分
[監]マキノ雅弘[原]子母澤寛 [脚] 観世光太、村松道平[撮]三木滋人[美]桂長四郎[音]鈴木静一[共]丘さとみ、東千代之介、田中春男、藤田進、千秋実、大河内傳次郎
上州松井田の親分の家に草鞋を脱いだ旅鴉の弥太郎。親分の娘お雪と相思相愛の仲になり…、旅立つ際、良かれと思ってした事が仇に。祭囃子の流れる中、弥太郎は復讐を誓う。颯爽錦之助、情緒纏綿マキノ節。
江戸っ子繁昌記
錦之助写真・水戸黄門
1961/東映/カラー・シネスコ 87分
[監]マキノ雅弘 [脚] 成澤昌茂[撮]坪井誠 [美]鈴木孝俊[音]鈴木静一[共]長谷川裕見子、小林千登勢、千秋実桂小金治、坂本武、柳永二郎蔵
『芝濱の革財布』のリメイク。錦之助は魚屋勝五郎と「番町皿屋敷」の青山播磨を得意の二役で演じるが、主になるのは勝五郎夫婦の情愛。それにつけてもこの数年の演技的成長はめざましい。
関の彌太ッペ
錦之助写真・任侠東海道
1963/東映/カラー・シネスコ 89分
[監]山下耕作 [原] 長谷川伸[脚]成澤昌茂[撮]古谷伸[美]桂長四郎[音]木下忠司[共]木村功、十朱幸代、岩崎加根子大坂志郎、安部徹、夏川静江、月形龍之介
妹を捜す旅人彌太郎は一人の少女を助けるが…。ラスト、敵地に赴く彌太郎は、よだかの星の様にうすく笑う。お小夜の記憶が蘇った為か、妹の処へ行くからなのか。かつてない限りなく美しい映画。
ひよどり草紙
錦之助写真・源氏九郎颯爽記
1954 /新芸プロ・松竹/白黒・スタンダード16ミリ 92分
[監]内出好吉 [原] 吉川英治[脚]八住利雄[撮]竹野治夫[美]西亥一郎[音]万城目正[共]美空ひばり、嵯峨美智子、川田晴久花柳小菊、堺駿二、山茶花究、戸上城太郎
少女スタア美空ひばりの相手役として、映画初出演。初々しい素直な演技の中で、目の表情の豊かさには驚かされる。栴檀は双葉より芳し。錦之助、青春21歳。戦後時代劇映画の新星の第一歩。
   
隠密七生記
錦之助写真・笛吹童子
1958 /東映/カラー・シネスコ 97分
[監]松田定次[原]吉川英治 [脚]結束信二[撮]川崎新太郎[美]川島泰三[音]深井史郎[共]東千代之介、美空ひばり、桜町弘子、長谷川裕見子、大河内傳次郎、月形龍之介
尾張家が所蔵する前将軍の御遺言状が、幕府隠密に奪われる。それを取り戻さんとする尾張藩と公儀の暗闘。友情に結ばれながらも敵対し刃を交える宿命の男二人と彼らを追う許婚の娘二人の波瀾万丈のドラマ。
花吹雪 御存じ七人男
錦之助写真・笛吹童子
1954 /新芸プロ・新東宝/白黒・スタンダード16ミリ  91分
[監]斎藤寅次郎[原]旗一兵[脚]八住利雄[撮]服部幹夫[美]川村芳久[音]米山正夫[共]花菱アチャコ、嵯峨美智子、益田喜頓、川田晴久、堺駿二、伴淳三郎
錦之助の二本目の映画出演作。喜劇人の猛者に囲まれ、生来の品の良さと真摯な演技を見せる。劇中の藤娘は歌舞伎時代の若女形振りを彷彿させる。結末は『汚れた顔の天使』か。
   
おしどり駕篭
錦之助写真・笛吹童子
1958/東映/カラー・シネスコ 86分
[監]マキノ雅弘 [脚] 観世光太[撮]三村明[美]桂長四郎[音]米山正夫[共]美空ひばり、中村賀津雄、桜町弘子、中原ひとみ、月丘千秋、月形龍之介
錦之助とマキノ監督の第一作。美空ひばりとの久々の共演。相思相愛なのに喧嘩ばかりしている二人。男に剣難の相が表れ、これを克服しないとこの恋成就せずとの八卦が…。鈴鹿峠での立ち廻りが見どころ。
清水港の名物男 遠州森の石松
錦之助写真・笛吹童子
1958/東映/カラー・シネスコ 97分
[監]マキノ雅弘 [原]村上元三[脚] 観世光太[撮]三村明[美]川島泰三[音]鈴木静一[共]丘さとみ、東千代之介、長谷川裕見子、中原ひとみ、岩井半四郎、志村喬、山形勲
『次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊』のリメイク。原題「石松開眼」。錦之助本人がこの作品の再映画化を強く希望したという。『任侠清水港』に続く二度目の石松。マキノ監督直伝の猿踊りは必見。
   
若き日の次郎長 東海の顔役
錦之助写真・笛吹童子
1960/東映/カラー・シネスコ 88分
[監・脚]マキノ雅弘[脚]笠原和夫、小野竜之助[撮]坪井誠[美]鈴木孝俊[音]鈴木静一[共]丘さとみ、東千代之介、大川恵子、田中春男、大河内傳次郎、月形龍之介
錦之助が清水の次郎長となるシリーズ第一作。気風がよくて度胸があって、年は若いが親分肌。暴れん坊の米屋の長五郎が、清水の侠客となるまで。日なたを歩く錦ちゃんの次郎長。背景には日本一の富士の山。