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勢ぞろい 喧嘩若衆
中村錦之助写真・遠州森の石松
1955年/東映京都/87分/白黒/スタンダード 16mm
監督:佐伯清 原作:川口松太郎 脚本:村松道平 撮影:三木滋人 美術:桂長四郎 音楽:清瀬保二/出演:大友柳太朗、東千代之介、角梨枝子、堀雄二、進藤英太郎、千原しのぶ、片岡千恵蔵
『紅孔雀』で日本中の少年少女の心を席巻した感のある三大スター、錦・千代・大友を中心に、「白浪五人男」を題材としてやや大人向きに作られた作品。主家再興のために命も顧みず家宝の名刀探索に奔走する五人男。錦之助の弁天小僧、千代之介の南郷力丸の、舞台さながらの浜松屋の場面が見所。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
海の若人
中村錦之助写真・隠密七生記
1955年/東映東京/94分/白黒/スタンダード
監督:瑞穂春海 脚本:舟橋和郎 撮影:佐藤三郎 美術:森幹男 音楽:木下忠司/出演:美空ひばり、田代百合子、南原伸二、高木二朗、船山汎、杉義一、中原ひとみ、英百合子、宇佐美諄
錦之助初の東映東京現代劇作品。名船長だった亡き父の跡を継ぐべく商船学校に学ぶ学生が、故郷の母や友人、恩師の愛情に支えられ、志を持って真っすぐに生きる姿を、学生服も初々しい錦之助がすずやかに演じる。木下忠司の主題曲が、戦後日本の青少年の明るい希望と未来を象徴している。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
あばれ振袖
中村錦之助写真・一心太助
1955年/東映京都/75分/白黒/スタンダード 16mm
監督:萩原遼 原作:高木彬光 脚本:八尋不二 撮影:藤井春美 美術:吉村晟 音楽:小沢秀夫/出演:田代百合子、喜多川千鶴、龍崎一郎、堀雄二、岡譲司、円山榮子、松浦築枝、進藤英太郎
水もしたたる若衆姿の柳太郎は突然刺客の襲撃を受け、自分が大名の落し胤である事を知る。お家横領を企む悪家老の策謀なのだった。錦之助の甘いマスクを活かした一連の前髪若衆物としては、『大菩薩峠』宇津木兵馬と『武士道残酷物語』第三話の久太郎役を除けば、本作が最後に近い映画となる。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
赤穂浪士 天の巻 地の巻
中村錦之助写真・浅間の暴れん坊
1956年/東映京都/151分/カラー/スタンダード
監督:松田定次 原作:大佛次郎 脚本:新藤兼人 撮影:川崎新太郎 美術:角井平吉、森幹夫 音楽:深井史郎/出演:市川右太衛門、東千代之介、大友柳太朗、高千穂ひづる、田代百合子、伏見扇太郎、進藤英太郎、薄田研二、小杉勇、片岡千恵蔵、月形龍之介
東映オールスター映画待望の第一作にして、戦後の忠臣蔵映画ベストワンとの呼び声も高い松田監督の傑作。内蔵助に右太衛門、堀田隼人に大友、立花左近に千恵蔵。錦之助は、恋人への愛を振り切れないで心ならずも脱落せざるをえなかった屈折した浪士の小山田庄左衛門役を真摯に演じた。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
   
怪談「千鳥ヶ渕」
中村錦之助写真・浪花の恋の物語
1956年/東映京都/68分/カラー/スタンダード
監督:小石栄一 原作:北條秀司 脚本:八尋不二 撮影:三木滋人 美術:川島泰三 音楽:飯田三郎/出演:千原しのぶ、浪花千栄子、吉田義夫、明石潮、若水美子、浦里はるみ、山形勲

深い仲の薄雪太夫と美之助はこの世で添い遂げられぬならと心中を図るが、死んだのは女だけで男は生き残ってしまう…。錦之助主演映画で初めてのカラー作品。怪談といってもおどろおどろしさはなく、当時の夢見るようなイーストマンカラーの美しさを生かした幻想的な仕上がりになっている。

任侠清水港
中村錦之助写真・蜘蛛の巣屋敷
1957年/東映京都/104分/カラー/スタンダード
監督:松田定次 脚本:比佐芳武 撮影:川崎新太郎 美術:桂長四郎 音楽:深井史郎/出演:片岡千恵蔵、大友柳太朗、東千代之介、大川橋蔵、高千穂ひづる、千原しのぶ、長谷川裕見子、伏見扇太郎、原健策、東野英治郎、山形勲、月形龍之介、市川右太衛門
『赤穂浪士』に続くオールスター映画第二作。破竹の勢いの東映は、この年から1960年までの四年間に年二本のオールスター映画を製作。本作は次郎長に千恵蔵、大前田英五郎に右太衛門を配し、錦之助は二枚目半の森の石松に初挑戦、好評を博す。後に映画で二度石松役を演じているので、その比較も一興。
   
源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流
中村錦之助写真・独眼竜政宗
1957年/東映京都/87分/白黒/シネスコ
監督:加藤泰 原作:柴田錬三郎 脚本:結束信二 撮影:松井鴻 美術:桂長四郎 音楽:高橋半/出演:田代百合子、千原しのぶ、桂小金治、片岡栄二郎、佐々木孝丸、羅門光三郎、小沢栄太郎

白装束の美剣士・源氏九郎シリーズ第一作。源義経の秘宝を狙う盗賊や倒幕浪士等に対し、義経の末裔である九郎が敢然と立ち向かう。婚約者の仇の九郎に惹かれる武家娘の哀しい心の揺らぎ。スコープサイズだがタシンスキーレンズのため画像が一部不鮮明。錦之助の加藤泰監督映画一作目。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム

ゆうれい船 前篇
中村錦之助写真・水戸黄門
1957年/東映京都/86分/カラー/シネスコ
監督:松田定次 原作:大佛次郎 脚本:須藤勝弥 撮影:川崎新太郎 美術:川島泰三 音楽:深井史郎/出演:大友柳太朗、長谷川裕見子、円山榮子、桜町弘子、山形勲、月形龍之介、大河内傳次郎
大佛次郎の朝日新聞連載小説が原作。船頭の父が嵐で遭難し、侍になろうと愛犬を連れて都へ出た次郎丸少年は、謎の男・左馬之助と共に三好家の遺児雪姫を助けるが、私利私欲の争いに明け暮れる侍の醜さを知り、本来自分のいる場所である海へと心を向ける。シネスコの大画面を活かした海洋冒険活劇。
★「錦之助映画ファンの会」による寄贈ニュープリント
   
ゆうれい船 後篇
中村錦之助写真・織田信長
1957年/東映京都/83分/カラー/シネスコ
監督:松田定次 原作:大佛次郎 脚本:須藤勝弥 撮影:川崎新太郎 美術:川島泰三 音楽:深井史郎/出演:大友柳太朗、長谷川裕見子、円山榮子、丘さとみ、山形勲、月形龍之介、大河内傳次郎
波欄万丈の後篇。次郎丸の父・重兵衛は平和な桃源境の島に生きていたが、その島を海賊が狙う。大人も子どもも楽しめる健全娯楽大作。少年役の錦之助の純粋で真っすぐな澄んだ瞳は、勇気と明るい希望を感じさせる。雄大な海を思わせる深井史郎の主題曲は『かくて神風は吹く』でも用いられた。
★「錦之助映画ファンの会」による寄贈ニュープリント
おしどり駕篭
中村錦之助写真・弥太郎笠
1958年/東映京都/86分/カラー/シネスコ
監督:マキノ雅弘 脚本:観世光太 撮影:三村明 美術:桂長四郎 音楽:米山正夫/出演:美空ひばり、中村賀津雄、中原ひとみ、伏見扇太郎、桜町弘子、月丘千秋、山口勇、杉狂児、月形龍之介
錦之助とマキノ監督の第一作。当初は東映東京の大作『成吉思汗』のはずであったが製作中止、本作に差し替えられる。当代の二大人気スター、錦之助とひばりが久々の共演。相思相愛なのに喧嘩ばかりしている二人。男に剣難の相が表れ、これを克服しないとこの恋成就せずとの八卦が…。鈴鹿峠での錦之助の歌いながらの立ち廻りに注目。
   
美男城
中村錦之助写真・暴れん坊兄弟
1959年/東映京都/93分/カラー/シネスコ
監督:佐々木康 原作:柴田錬三郎 脚本:成沢昌茂 撮影:坪井誠美術:鈴木孝俊 音楽:鈴木静一/出演:丘さとみ、大川恵子、桜町弘子、植木基晴、徳大寺伸、三井弘次、柳永二郎、薄田研二
好評だった『剣は知っていた 紅顔無双流』に続く、柴錬原作の戦国着流し美剣士物。父に何故か疎んじられた御堂主馬之介は豊臣方を裏切った父の所業を憎むが、それには彼の出生の秘密が隠されていた。錦之助演じる主人公には暗い運命にも屈せず明日への光を見いだすという希望を感じさせる。
浪花の恋の物語
中村錦之助写真・親鸞
1959年/東映京都/106分/カラー/シネスコ
監督:内田吐夢 原作:近松門左衛門 脚本:成沢昌茂 撮影:坪井誠 美術:鈴木孝俊 音楽:富永三郎/出演:有馬稲子、千秋実、花園ひろみ、白木みのる、進藤英太郎、浪花千栄子、雪代敬子、植木千恵、香川良介、東野英治郎、田中絹代、片岡千恵蔵
近松の「冥途の飛脚」と「恋飛脚大和往来」の映画化。飛脚問屋の養子忠兵衛と遊女梅川の純愛悲恋。生粋の東京っ子の錦之助が上方の和事に意欲的に取り組む。二人が道行に至るまでの経緯と、見守る千恵蔵の近松がそれをどう劇化していくかが描かれる。近松の鋭くも温かな眼差しは内田監督自身の眼にほかならない。
   
一心太助 男の中の男一匹
中村錦之助写真・東海の顔役
1959年/東映京都/94分/カラー/シネスコ
監督:沢島忠 脚本:鷹沢和善 撮影:坪井誠 美術:井川徳道 音楽:鈴木静一/出演:月形龍之介、中原ひとみ、堺駿二、丘さとみ、花房錦一、山形勲、徳大寺伸、原健策、加賀邦男、杉狂児、進藤英太郎、大河内傳次郎
太助はこの第三作で、誰よりも心が結びついていた彦左との別れという試練を迎える。錦之助の太助作品で彦左役が月形の時は、太助と彦左の強い心の繋がりが大きく描かれ、彦左がもう一人の主役となり、心の演技をする二人の俳優の映画となる。錦之助家光の演技の一作ごとの成長も見逃せない。
続 親鸞
家光と彦左と一心太助
1960年/東映京都/128分/カラー/シネスコ
監督:田坂具隆 原作:吉川英治 脚本:成沢昌茂 撮影:坪井誠 美術:桂長四郎 音楽:伊福部昭/出演:中村賀津雄、千秋実、加賀邦男、吉川博子、丘さとみ、木暮実千代、岡田英次、尾上鯉之助、伏見扇太郎、原健策、千田是也、大河内傳次郎、月形龍之介
玉日姫への思いに苦しむ親鸞は、吉水の念仏宗、法然上人の講話を聞き、母の袖にすがる様に上人の弟子となり、一介の沙弥となって門跡の地位を返上する。親鸞には慈父の如き師・慈円に大河内が、続篇では慈母の如き師の法然に月形が扮し、錦之助親鸞を優しい眼差しで見守る。何という至福の共演。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
   
森の石松鬼より恐い
中村錦之助写真・宮本武蔵
1960年/東映京都/96分/カラー/シネスコ
監督:沢島忠 脚本:小国英雄、鷹沢和善 撮影:坪井誠 美術:鈴木孝俊 音楽:鈴木静一/出演:丘さとみ、大川恵子、千秋実、中村時之介、片岡栄二郎、田中春男、進藤英太郎、山形勲、坂東簑助、加賀邦男、鶴田浩二
戦前作品『続清水港』のリメイク。森の石松の舞台を演出中の現代の演出家が江戸時代にタイムスリップ。意識は現代人のまま自分が石松本人になってしまうという奇想天外な着想(小国英雄脚本)で描かれる。幕末と現代(1960年)とのギャップの面白さ。錦ちゃんの現代劇と時代劇が両方一度に楽しめる。
江戸っ子奉行 天下を斬る男
中村錦之助写真・宮本武蔵
1961年/東映京都/89分/カラー/シネスコ
監督:佐々木康 脚本:鈴木尚之、平田肇 撮影:坪井誠  美術:井川徳道 音楽:小杉太一郎/出演:丘さとみ、東野英治郎、大川恵子、岡田英次、田中春男、山形勲、進藤英太郎、月形龍之介
武士を嫌って市井に暮らす男が、父の死をきっかけにその跡を継ぎ与力となって、恋人の無実を晴らす為に奔走する。権力に屈せず、あくまでも不正と闘う大岡忠相の若き日を錦之助が爽やかに演じる。想い合う男と女の壁の穴を隔てての会話など、抒情的場面のやわらかさに佐々木演出の特性が見える。 ★「錦之助映画ファンの会」による寄贈ニュープリント
 
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